バイク洗車コラム

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バイクのクラッチレバーのメンテナンス方法を解説!

快適なバイクライフには、メンテナンスの知識も大切です。
正しい点検・清掃、パーツの扱い方を知って、適切な定期メンテナンスを行いましょう。
もし、自分で難しい場合は、お馴染みのバイクショップを探しておくと安心です。
本記事では、バイクの要となるクラッチレバーのメンテナンスの方法について解説します。

バイクのクラッチレバーのメンテナンス方法

クラッチレバーは、バイクを運転する際に頻繁に使うパーツです。
クラッチが不備していると、エンジン力をタイヤに伝える機能が正常に働かなくなります。
整備不調によって大事故に繋がらないよう定期的なメンテナンスを行いましょう。

では、具体的に、バイクのクラッチレバーの取扱いについて、手順にそって清掃と点検、注油について解説します。

クラッチレバーの取り外し手順

主に以下の流れでパーツを取り外します。

  1. レバーのアジャスターの固定ナットを緩めます
  2. アジャスターをブラケット方向へ締め付けます
  3. アジャスター・固定ナット・ブラケットの各溝を直線上に合わせます
  4. クラッチワイヤーを外します
  5. ピポットボルトを外します
  6. クラッチレバーを外します

なお、各パーツを取り外す際は、以下のポイントに注意しましょう。

  • ワイヤーがほつれないように丁寧に外しましょう
  • ドライバーなど工具が接触して、塗装がはげないように気を付けましょう

レバーとブラケットの清掃

レバーとブラケットの清掃には、以下の道具を用意しましょう。

  • ウエス:油や汚れを拭き取るための専用布
  • パーツクリーナー:油汚れ、グリス、カーボンの汚れを洗浄する溶剤
  • 綿棒:細かい汚れを落とすもの

まずは、レバーにパーツクリーナーを吹き付けてウエスで清掃します。
特に汚れが取りにくいピボットボルトの穴、ワイヤーの溝やアジャスターは、綿棒を使うと掃除しやすいです。
同様にブラケット内も、スイッチの破損に注意しながら丁寧に清掃します。

ワイヤーの点検

続いて、ワイヤーとピボットボルトを点検します。
点検する際は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • ワイヤー:ほつれがあるか点検して、ほつれがあれば交換が必要になります
  • ピポットボルト:段付きがあるか指で触って、段があれば交換が必要になります

クラッチワイヤーのほつれをそのまま放置すると事故に繋がります。
不良パーツは、早めに交換するように注意しましょう。

注油

清掃と点検が終わったら、メンテナンス効果を上げるために、潤滑を良くする油をさします。
ピボットボルトの穴、クラッチワイヤーの溝などにグリスを塗布します。
はみ出したグリスは、ふき取ってください。そのままにしておくと、後からほこりや砂が付着して機械が傷つきやすくなります。

グリスアップすることで、クラッチレバーの性能を維持し安全で快適なライディングを続けることができます。

グリスの種類については、マルチパーパスグリスが一 般的です。
ウレア系、リチウム系、カルシウム系で、万能な潤滑剤として機械を傷つけることなくメンテナンスができます。

クラッチレバーの取り付け手順

清掃と点検などすべての工程が終わったら、元の位置に各パーツを取り付けましょう。

  1. アジャスター、固定ナット、ブラケットを取り付けます
  2. アジャスター、固定ナット、ブラケットの各溝を直線状に合わせます
  3. ワイヤーをクラッチレバーを取り付けます
  4. クラッチレバーをブラケットに挿入します
  5. ピボットボルトを取り付けます

クラッチレバーの“遊び”

バイクの快適な運転と安全性を守るためにクラッチレバーの遊びを調整しましょう。
調整方法については、レバーの根元部分にあるネジを回します。
ネジを調整する目安は、およそ1cm~2cmほどが適切です。
現時点でレバーの遊びが多い場合は、ネジを手前に回して締めます。逆に、遊びが少ない場合は、ネジを反対に回して緩め直し調整しましょう。

クラッチレバー交換の目安

クラッチレバーを交換するタイミングは、レバーが折れたり曲がったりした場合です。
レバーの先の丸み部分が折れると、正常に握ることができなくなり、レバーが曲がったままでは、安定した運転ができなくなります。
不良なパーツは、交換しないと操作性が鈍るため、速やかに交換することをおすすめします。
無理やり直そうとしてもポキッと折れてしまうケースもありますので、修理に出した方が確実です。

クラッチレバーの交換については、バイクショップに在庫があれば即日、在庫が無ければ、在庫が入荷次第対応してもらうことができます。
交換費用については、依頼するショップや交換する車種にもよりますが、基本的には、製品代+工賃になります。
クラッチレバーの交換は、およそ2,000円~4,000円前後が費用 相場です。

クラッチレバーのメンテナンスはバイクショップが安心

安全で快適なライディングには、バイクの定期メンテナンスが必要です。
クラッチレバーの不調は、安全性が低下し大事故に繋がやすくなります。

定期的メンテナンスについて、もし、難易度が高い故障や修理が必要な場合や、自分でできない場合は、もしもに備えて信頼できるバイクショップを探しておくと安心です。

メンテナンスに不安を感じる方は、「東京都大田区のバイク洗車ならBB商会バイク洗車センター」の利用がおすすめです。

安全で快適なバイクライフのために、自分でできるメンテナンスは積極的に行い、専門的な整備は信頼できる業者に依頼することで、より充実したライディングを楽しむことができます。

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