バイク洗車コラム

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バイクで立ちゴケしたときの傷を修理する方法と費用を解説

バイクの立ちゴケは、初心者からベテランライダーまで避けられないトラブルのひとつです。特にハンドルや外装、ペダルなど、傷がつきやすい箇所を事前に知っておくことで、損傷を最小限に抑えることができます。
本記事では、立ちゴケで損傷しやすい部品とその修理方法、さらには修理費用の目安を詳しく解説します。

バイクで立ちゴケしたときに傷つきやすい箇所

バイクの立ちゴケは、多くのライダーが経験する可能性が高いアクシデントです。特に傷つきやすい箇所を事前に把握することで、被害を最小限に抑えることができます。
ここでは、損傷しやすい箇所とその特徴、対策について解説します。

ハンドル

立ちゴケ時にハンドルは最も傷つきやすい部品の一つです。特に端の部分が地面に接触し、擦り傷やへこみが発生します。さらに、ハンドルのゆがみや操作性の悪化につながることも少なくありません。

停車場所を選ぶ際は、砂利道や傾斜地などの不安定な場所を避けることが重要です。また、ハンドルの保護にはエンドキャップやハンドルカバーの活用が効果的です。

バーエンド

バーエンドはハンドルの先端に位置し、転倒時には最初に地面に接触する部分です。擦り傷やへこみ、ひどい場合には完全な破損が見られることもあります。

破損を放置すると、見た目の問題だけでなくハンドル操作に影響を与えることもあります。軽い傷であれば研磨剤を使って補修が可能ですが、深い損傷がある場合は早急な交換が必要です。

バーエンドは比較的安価で交換も簡単な部品なので、損傷を確認したら速やかに対応するのが理想的です。保護カバーを使用することで、衝撃を和らげることができます。

レバー

レバーは立ちゴケの衝撃で曲がったり折れたりしやすい部品です。
ブレーキレバーやクラッチレバーが損傷すると操作性が大幅に低下し、安全性に直結する問題となります。

軽微な損傷であれば、応急処置として金属棒を添えて固定する方法がありますが、完全な修復には交換が必要です。専用の補修キットを活用すれば、自宅での修理も可能で、コストを抑えられます。

また、転倒を防ぐためにレバープロテクターの取り付けもおすすめです。損傷を防ぐ予防策を事前に施すことで、安心して走行を楽しむことができます。

ペダル

ペダルは、特にブレーキペダルやシフトペダルが立ちゴケの衝撃を受けやすい部品です。損傷が深刻になると、操作性が損なわれ、安全面に悪影響を及ぼす可能性があります。

軽い曲がりであれば、専用の工具を使って矯正することが可能ですが、ひどい損傷や折れた場合には交換が必要です。

ペダル周辺を保護するアクセサリーを装着することで、転倒時のダメージを軽減できます。また、転倒しやすい場面を把握しておくことで、立ちゴケそのものを防ぐことも大切です。

ステップ

バイクのステップは立ちゴケの際に地面と直接接触しやすく、曲がったり破損するケースがよくあります。ステップが曲がると、ライダーが安定して足を置けなくなり、操作性や安全性が大きく低下します。

また、破損が進むと他の部品にも影響を及ぼす可能性があります。軽度の曲がりであれば専用工具を使って矯正できますが、深刻な損傷の場合は交換が必要です。事前にステップガードを取り付けることで、衝撃を和らげ、損傷リスクを軽減できます。

ヘッドライト

ヘッドライトは、バイクが倒れる際に損傷しやすい部品の一つです。特にカバー部分が割れたり傷ついたりすることが多く、放置すると水分や汚れが内部に侵入して故障につながります。軽度のひび割れであれば、エポキシ接着剤を使用して補修が可能ですが、カバー全体が割れている場合は交換が必要です。ヘッドライトプロテクターを装着することで、転倒時のダメージを軽減できるため、事前の対策としておすすめです。

ウィンカー

ウィンカーは立ちゴケで損傷しやすい部品の一つで、割れや配線の切断が発生する場合があります。割れたレンズは接着剤で固定できますが、配線が切れている場合はハンダ付けで修復する必要があります。

修理が難しい場合は、ウィンカーユニット全体を交換することも選択肢です。また、ウィンカーガードを取り付けることで、転倒時のダメージを最小限に抑えられます。

ミラー

ミラーは転倒時に地面と接触しやすいため、損傷が目立つ部品の一つです。ミラー部分が割れたり、取り付け部分が緩んでしまうことが多いです。割れたミラーは視認性に影響するため早急な修理や交換が必要です。軽度の緩みであればネジを締め直すことで解決できますが、ミラー自体が破損している場合は交換を行いましょう。転倒時の衝撃を吸収するミラーガードの使用も効果的です。

エンジン

エンジンはバイクの心臓部であり、立ちゴケによるダメージは避けたいところです。特にエンジンカバーやオイルパンが損傷することがあり、これを放置するとオイル漏れやエンジン内部の損傷につながります。

エンジンスライダーやカバーガードを装着することで、転倒時のダメージを大幅に軽減できます。損傷が確認された場合は、早めに専門店で点検を受け、必要に応じて交換や修理を行いましょう。

マフラー

マフラーはバイクの転倒時に地面と接触しやすい箇所で、特に外側に位置するため損傷を受けるリスクが高い部品です。主なダメージとしては擦り傷やへこみ、場合によっては排気漏れが発生します。

軽い擦り傷であれば、専用の研磨剤を使用することで見た目を改善できます。一方、へこみや排気漏れがある場合は、修理が困難なことが多く、交換が必要になる場合があります。

マフラープロテクターを装着することで、転倒時のダメージを最小限に抑えることが可能です。

外装

外装はバイクの見た目を構成する重要な部分ですが、立ちゴケ時に擦り傷や割れが発生しやすい箇所です。これらの損傷は美観を損ねるだけでなく、放置すると素材が劣化する原因にもなります。

軽度の擦り傷は、タッチペンや研磨剤を使用して補修できます。割れた箇所はプラスチック用の接着剤やパテで補強することで、見た目を回復させられます。
外装の広範囲な損傷や深刻な割れの場合は、部品の交換を検討してください。また、外装ガードを取り付けることで、転倒時の衝撃を和らげる効果があります。

バイクで立ちゴケしたときの傷の修理方法

バイクが立ちゴケした際に発生する傷や損傷は、状況や部品ごとに異なります。適切な修理方法を知ることで、無駄なコストやさらなるトラブルを回避することができます。

ここでは、主要な損傷箇所別に修理方法を解説します。

折れたレバーは延長する

立ちゴケによって折れたレバーは、応急処置として延長が可能です。まず、折れた部分の状態を確認し、表面を滑らかに整えます。その後、小型の金属棒を折れた部分に添え、耐久性のあるテープや専用の補修用接着剤で固定します。
この方法はあくまで一時的な対応であり、早めに新しいレバーに交換することを推奨します。

交換用レバーはオンラインショップやバイク用品店で手軽に購入でき、自宅で取り付けることも可能です。

曲がったペダルは復元する

立ちゴケによるペダルの曲がりは、専用工具を使用することで矯正可能です。まず、ペダルを取り外し、固定具にしっかりと取り付けます。その後、モンキーレンチや専用のペダル修正工具を使い、少しずつ力を加えて元の形に戻します。
ただし、金属疲労が進んでいる場合は、無理に復元しようとせず交換を検討してください。ペダルの歪みを放置すると、シフトやブレーキ操作に支障をきたす可能性があります。

割れたレンズは固定する

ヘッドライトやウィンカーのレンズが割れた場合、応急処置としてエポキシ接着剤を使用して固定する方法があります。まず、割れた部分を清掃し、表面を乾燥させます。その後、エポキシ接着剤を薄く塗り、割れた部分をしっかりと密着させます。

接着剤が硬化するまで固定具を使用すると、仕上がりが安定します。完全に破損したレンズは交換が必要です。レンズの交換は比較的簡単で、専用部品を用いることで短時間で修理が完了します。

タンクのへこみはすぐ対処する

タンクのへこみは美観を損ねるだけでなく、塗装が剥がれることで錆びの原因となるため、早急な対応が必要です。小さなへこみであれば、デントリペアツールを使用して修復可能です。

ツールをへこみ部分に吸着させ、少しずつ引き上げて平らにします。深いへこみや塗装が剥がれている場合は、パテで埋めた後に再塗装を行う方法が適しています。専門業者に依頼すると、仕上がりがより美しくなります。

外装の割れは補強する

外装が割れると、美観だけでなく風や水の侵入による劣化の原因にもなります。割れた箇所はプラスチック用の接着剤や補修パテを使用して補強が可能です。まず、割れた部分をしっかりと清掃し、接着剤を薄く塗布します。その後、強度を高めるために補修用メッシュを挟み込み、再度接着剤で固定します。完全に硬化するまで数時間放置すると、強度と仕上がりが安定します。広範囲な損傷の場合は、外装の交換も視野に入れるとよいでしょう。

外装のこすれ傷は塗りなおす

外装のこすれ傷は、再塗装によって見た目を回復できます。軽い擦り傷であれば、市販のタッチアップペンで目立たなくすることが可能です。塗装前には、傷部分を耐水ペーパーで滑らかにし、下地を整えることが重要です。広範囲の傷の場合は、スプレー塗料を使用して均一に塗装します。仕上げにクリアコートを吹き付けることで、艶を出し、塗装の耐久性を向上させます。自信がない場合は、専門業者に依頼すると美しい仕上がりを期待できます。

バイクで立ちゴケしたときの傷の修理費用

バイクの立ちゴケによる損傷は部品や状況によって修理費用が異なります。ここでは、主な損傷箇所ごとの修理費用の目安を解説します。費用の幅を知ることで、修理方法の選択や予算の計画に役立ててください。

タンクの傷やへこみ

タンクの傷やへこみの修理費用は、損傷の規模や修理方法によって変わります。
小さなへこみをデントリペアで修復する場合、費用は8,000~15,000円程度が一般的です。

一方、深いへこみや塗装の再施工を必要とする場合は、30,000~50,000円程度かかることもあります。

DIYで修理する場合、デントリペアツールや塗料の購入費は5,000~10,000円程度で済むことがあります。

フレームの傷やへこみ

フレームの傷やへこみは、バイクの構造に直接関わるため、修理費用が高額になる傾向があります。小さな擦り傷であれば、塗装の再施工に5,000~10,000円程度で対応可能です。
しかし、へこみや溶接が必要な修理の場合、30,000~80,000円程度になることもあります。

フレームの損傷はバイクの走行安全性に影響を与えるため、プロによる修理が推奨されます。

外装の割れやこすり傷

外装の修理費用は損傷の範囲と修理方法によって異なります。軽度なこすり傷であれば、タッチアップペンを使って数百円から修復可能です。

一方、外装が割れて補修が必要な場合、専用の補修パテや接着剤を使用して2,000~5,000円程度が一般的です。広範囲の修理や再塗装を業者に依頼する場合、10,000~30,000円程度かかることがあります。

ホイールの傷や歪み

ホイールは傷や歪みが発生すると、走行性能や安全性に直接影響を与えます。軽い傷であれば研磨による修理で5,000~10,000円程度の費用が一般的です。

歪みや亀裂の修理には20,000~50,000円程度かかることがあり、修理が難しい場合はホイール自体を交換することも選択肢に入ります。ホイール交換の費用は50,000~100,000円程度が目安です。

立ちゴケ対策でバイクライフをもっと快適に

バイクの立ちゴケは、誰にでも起こり得るアクシデントですが、損傷箇所や修理方法、費用を事前に知っておくことで、冷静に対処できます。

特にハンドルや外装、ペダルといった損傷しやすい部品には、予防策を講じることが重要です。また、損傷が確認された場合は、応急処置や修理を適切に行い、さらなるトラブルを防ぎましょう。

本記事を参考に、愛車を安全で美しい状態に保つための行動をぜひ実践してみてください。

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