バイク洗車コラム

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バイクはコーティングが必要?押さえておきたいメリットと費用の目安

「バイクはコーティングが必要?」「コーティングの種類や費用の目安を教えて欲しい」などと考えていませんか。
さまざまな意見があるため、悩んでいる方が多いでしょう。
結論から述べると、バイクにとってコーティングは必要性の高い取り組みと考えられます。バイクをきれいな状態に保てるなどのメリットがあるためです。
ここでは、コーティングが必要な理由、コーティングの種類、施工方法別の費用の目安、コーティングを長持ちさせる方法などを解説しています。
コーティングでお悩みの方は参考にしてください。

バイクにコーティングが必要な理由

バイクにコーティングが必要な理由として以下の3点があげられます。

理由①水あかや大気汚染からボディを保護できる

コーティングを施すと、バイクに水垢や排気ガスなどの汚れがつきにくくなります
バイクの表面に被膜ができるためです。
紫外線からバイクを守れる点もポイントです。
野外で使用、保管することが多いバイクは、さまざまな汚れや紫外線にさらされます。
これらは、バイクを劣化させる原因になりえます。
たとえば、長時間にわたり紫外線にさらされると塗装が色褪せるでしょう。
コーティングを行えば、劣化の原因になる汚れや紫外線からバイクを保護できます。
バイクを良い状態に保つためコーティングが必要です。

理由②ボディの美観を保持できる

大切に扱っていても、バイクの表面には小さな傷が入ります。
原因はさまざまですが、走行中に小さな石がぶつかる、洗車中の摩擦で細かな傷ができるなどが考えられます。
コーティングを行うと、これらの傷も防げる可能性があります。
バイクの表面にできた被膜が、塗装などの代わりに傷を受けてくれるためです。

また、コーティングを行うと、バイクを艶やかな状態にできます
たとえば、色あせて艶を失ったバイクを新車のような状態に戻せることもあります。
新車のバイクをさらに艶やかな状態にすることも可能です。
バイクを美しい状態に保つためコーティングが必要といえるでしょう。

理由③洗車や再塗装の維持コストを削減できる

コーティングを行うと、洗車にかかるコストを抑えられる可能性があります。
汚れが付着しにくくなるうえ、汚れを落としやすくなるためです。
軽い汚れであれば、水洗いだけで落とせるケースが少なくありません
コストの軽減を図れるでしょう。

また、再塗装にかかるコストも抑えられる可能性があります。
汚れや紫外線からバイクを保護して劣化を防げるためです。
具体的な効果はケースで異なりますが、再塗装を必要とするまでの期間が長くなるなどが考えられます。
コスト面のメリットを期待できる点も魅力です。

バイクコーティングの種類

バイクコーティングには次の種類があります。

【種類】

  • ガラスコーティング
  • ガラス系コーティング
  • ポリマー系コーティング
  • セラッミックコーティング

ここでは、それぞれの特徴を紹介します。

参照:CHAMPION76「バイクコーティングの効果とは?手順やおすすめのコーティング剤を紹介」

バイクコーティングの効果とは?手順やおすすめのコーティング剤を紹介

特徴①ガラスコーティング

ガラス成分を主な原材料とするコーティング剤を塗布し、バイクの表面にガラス質の被膜を形成する方法です。
主な特徴として、光沢感のあるボディを長期にわたり維持できることがあげられます。
耐久期間の目安は1~3年程度です。
施工業者によっては、これより長く効果が持続する場合もあります。
被膜が非常に固いため傷や汚れが付きにくい点、耐熱性が高いためマフラーやエンジンに施工できる点も魅力です。
ただし、施工には高度な技術を要します。
ガラスコーティングは専門業者に依頼することが一般的です。
費用の目安は数万円~100,000円程度といえるでしょう。料金が高額になりやすい点には注意が必要です。

特徴②ガラス系コーティング

ポリマー(高分子化合物)にガラス成分を加えたコーティング剤を塗布して、バイクの表面に被膜を形成する方法です。
フッ素やシリコンなどの有機物を原材料に含む点が、ガラスコーティングと異なります。
特徴は、硬い皮膜を形成して傷や汚れからバイクを守れることです。
手ごろな価格で市販されている点やDIYで簡単に施工できるという良い点もありますが、熱や紫外線の影響を受けやすい傾向があります。
したがって、耐久期間の目安は6カ月程度です(成分で異なります)。
また、有機物を含むため、虫汚れ、排気ガスなどの汚れが付着しやすくなります。
名称は似ていますが、ガラスコーティングと同様の効果を期待できるわけではありません。

特徴③ポリマー系コーティング

ポリマーを用いたコーティング剤で、バイクの表面に被膜を形成する方法です。
簡単に説明すると、フッ素などの樹脂でボディをコーティングする方法といえるでしょう。この特徴から、樹脂コーティングと呼ばれることもあります。
主な特徴は、光沢と撥水性に優れていることです。
コストを抑えつつDIYで施工できる点もポイントです。
ただし、硬い皮膜を形成できないため、傷を防ぐ効果は期待できません。
耐久性がそれほど高くない点にも注意が必要です。
耐久期間の目安は3カ月程度といえるでしょう。
こまめな施工を必要とするため、長期的な視点で考えると必ずしも安価とはいえない恐れがあります。

特徴④セラッミックコーティング

窒素、炭素、酸素などの化合物を主成分とするコーティング剤で、バイクの表面に硬い被膜を形成する方法です。
主な特徴として、重ね塗りで厚みのある皮膜を形成できることがあげられます。
したがって、滑らかさを感じさせる独特の光沢を実現できます。
傷や汚れからバイクを保護する力に優れている点もポイントです。
耐久性の高さも見逃せません。
耐久期間の目安は5年程度です。
非常に魅力的なコーティングといえるでしょう。
ただし、高度な施工技術を必要とするためDIYでは原則として行えません。
また、施工に数日を要するうえ、費用も高額になる傾向があります。
施工日数の目安は数日程度、施工費用の目安は数万円~200,000円程度です。

バイクコーティングの施工手段と費用

バイクコーティングは、以下の方法で行えます。

【施工方法】

  • DIY
  • ディーラー
  • コーティング専門業者

各施工方法における費用の目安は次のとおりです。

費用①DIY

ガラスコーティングにかかる費用の目安は4,000~20,000円程度です。
スプレー式のガラス系コーティングであれば2,000円前後で購入できるものもあります。DIYの魅力は、コーティングにかかる費用を抑えやすいことと市販されている商品の中からコーティング剤を自由に選べることです。
ただし、施工には多くの時間と労力がかかるうえ、専門的な知識・技術も求められます。
失敗のリスクがある点には注意が必要です。
たとえば、下地処理を適切に行えずムラが発生する、見落としで施工漏れができるなどが考えられます。
失敗を避けたい方は、コーティング専門業者に依頼するとよいでしょう。

費用②ディーラー

バイクディーラーもコーティングを行っています。
ガラスコーティングにかかる費用の目安は40,000~80,000円です。
具体的な金額は店舗で異なることがあります。
ディーラーの魅力は、メーカーと特約店契約を締結しているため信頼性が高いことです。
点検や修理など、コーティング以外のアフターフォローが充実している点も強みといえるでしょう。
ただし、すべてのディーラーが、コーティング専門業者と同品質のサービスを提供できるわけではありません。
スペシャリストではないため、知識や技術で劣ることも考えられます。
サービス内容を確認してから依頼することが大切です。

費用③コーティング専門業者

コーティング専門業者は、ガラスコーティング、セラミックコーティングなど、さまざまなコーティングに対応しています。
ガラスコーティングにかかる費用の目安は40,000~100,000円程度です。
主な魅力として、充実した環境で丁寧な施工を行っていることとホイール、マフラーなど細かなパーツまで施工してくれることがあげられます。
施工品質は、ディーラーより高いケースが多いでしょう。
ただし、コーティングにかかる費用は、依頼する店舗や施工条件で異なります。
想定以上に高額な費用がかかることもあります。
見積もりをとって確認することが大切です。

【関連記事】バイクコーティングのやり方は?必要な道具と施工手順を解説

バイクコーティングを施工するおすすめのタイミング

最適なタイミングは、新車を購入したときです。
バイクが手元にある場合は、できるだけ早いタイミングといえます。
前述のとおり、コーティングをすると汚れ、傷がつきにくくなります。
これらは、中古車査定におけるマイナス評価のポイントです。
買い取り時に磨き作業が必要になるため、査定額がダウンする恐れがあります。
新車を購入したときに、バイクコーティングをしておけばマイナス評価を防ぎやすくなるでしょう
ただし、収支が常にプラスになる保証はありません。
ダウン額よりコーティング費用のほうが高くなることもあります。
とはいえ、バイクをきれいな状態に保てるため、施工しておいてよかったと感じる方が多いでしょう。

バイクのコーティングを長く維持する方法

コーティングの寿命は、メンテナンスによっても変動します。
基本のメンテナンスは、バイク用シャンプーを使って定期的に洗車することです。コーティングをすると汚れが付着しにくくなったり、汚れを落としやすくなったりしますが、汚れが付着しないわけではありません。
汚れを放置していると、その種類によっては被膜を劣化させる原因になってしまいます。
洗車後に水分をしっかり拭き取ることも大切です。
ガラスコーティングは、水染みができやすい傾向があります。
以上からわかるとおり、コーティングを行ってもメンテナンスが不要になるわけではありません
コーティングは、バイクをきれいな状態に保つ対策と考えておきましょう。

【関連記事】バイクの洗車・コーティングの基本|費用・種類とDIYの手順

バイクのコーティングは必要性の高い取り組み

ここでは、バイクのコーティングについて解説しました。
汚れや傷がつきにくくなる、艶やかな状態を保てる、維持コストを抑えられるなどのメリットがあるため、コーティングは必要性の高い取り組みと考えられます。
コーティングの種類や施工方法により、特徴や費用は異なるため、目的にあわせて行うことが大切です。

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スプレーガンと手塗りで2度塗りを行っている点がポイントです。
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