バイク洗車コラム

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バイクをきれいに保つワックスとコーティングの違いを解説

バイクをきれいに保つには、ワックスとコーティングのどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。
どちらも美観を保ち、車体を保護するために重要ですが、それぞれに特徴があります。

そこでこの記事では、ワックスとコーティングの違いや共通点、各メリット・デメリットを詳しく解説。
さらに、どちらが自分のバイクに適しているか判断するためのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ワックスとコーティングの違い

ワックスとコーティングは、どちらもバイクの美観を保ち、撥水性能を向上させる効果が期待できます。
車体を保護するために使用されますが、それぞれに特徴と違いがあるのです。

まず、ワックスの主成分は油と蝋(ロウ)で、施工が比較的簡単
濡れたようなツヤを出す効果があります。
しかし、油分を含んでいるため、洗車や雨によって簡単に流れ落ちてしまうのが欠点でしょう。
持続期間は約1ヵ月と短く、頻繁に再施工が必要です。

一方、コーティング剤は分子結合による強靭な皮膜を形成し、車体を包み込みます

この皮膜は耐久性が高く、長期間にわたり効果を維持
特にガラスコーティングは、強力な保護効果を発揮し、洗車の頻度を減らせます。
初回の施工は時間がかかるものの、その後のメンテナンスは非常に楽になります。

このように、ワックスは施工の手軽さと光沢感に優れていますが、持続性と耐久性に欠けます。
反対にコーティングは、初回の施工に手間がかかるものの、長期間の保護効果とメンテナンスの手軽さが大きなメリット。

バイクの保護を重視するなら、コーティングを選ぶと良いでしょう。

ワックスとコーティングの共通点

ワックスとコーティングはどちらも、バイクの美観を保ち、車体を保護するために使われます。
共通しているのは、どちらも車体に艶を与え、見た目を美しくする効果がある点でしょう。
施工後のバイクは光沢が増し、新車のような輝きを取り戻せます。

さらに、ワックスとコーティングはどちらも車体を保護する役割を果たします。
汚れやホコリ、紫外線から車体を守り、塗装の劣化を防いでくれるのです。
これにより、車体の寿命を延ばし、長期間にわたり美しい状態をキープできるでしょう。

また、どちらも定期的なメンテナンスが必要です。
ワックスは比較的頻繁に再施工が必要であり、コーティングも長期間持続するとはいえ、適切にメンテナンスすることで、その効果を最大限に発揮するでしょう。

【関連記事】バイクコーティングのやり方は?必要な道具と施工手順を解説

バイクにワックスを塗るメリット・デメリット

バイクにワックスを塗ることで得られるメリットとデメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット

ワックスの主なメリットは、自分で簡単に施工できる点と、車体に光沢と艶を与える点です。
市販されているワックスは多く、専門知識がなくても手軽に購入して使用できます。

価格も手頃で、5,000円以内で購入できるものが多く、コストを抑えたメンテナンスが可能
さらに、ワックスがけを専門店に依頼しても、1万円以内で済むことがほとんどでしょう。

また、ワックスは車体に油膜を形成し、独特の光沢感と強い艶を生み出します。
この油膜が水を弾くため、雨や泥汚れが付きにくくなるのも大きなメリットでしょう。

デメリット

一方で、ワックスのデメリットとしては、効果が長続きしない点と、汚れが付着しやすい点が挙げられます。

ワックスは油を主成分としているため、太陽の熱や雨で溶けやすく、短期間で再施工が必要

頻繁に塗り直しができない場合、剥がれたワックスが汚れとして車体にこびりついてしまうケースも考えられます。

また、ワックスの油膜は排気ガスなどの油汚れが付きやすい特性も。
これにより、有機系の汚れが塗装面に付着し、洗車しても取り除きにくくなってしまうのです。

バイクにコーティングを施工するメリット・デメリット

次に、バイクにコーティングを施工するメリットとデメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット

コーティングの主なメリットとして、まず挙げられるのはその持続性です。
一度コーティングを施せば、頻繁な塗り直しが不要であり、場合によっては数年にわたって効果が持続します。
これにより、メンテナンスの手間を大幅に減らせるのが大きなメリットでしょう。

また、コーティングは車体の表面に硬い保護層を形成します。
この層が、小さな傷や汚れから車体を守るため、バイクの美観を長期間保つのです。

さらに、コーティングされた表面は汚れが付きにくくなり、水洗いだけでも簡単に汚れを落とせるため、手軽にきれいな状態を維持できます。

デメリット

一方で、コーティングにはいくつかのデメリットも存在します。
まず、施工費用が比較的高いです。
専門店でのコーティング施工は、小型車でも数万円、大型車になるとさらに高額になるでしょう。
しかし、長期間の保護効果を考えれば、一度の投資として考えられます。

また、コーティングの施工には専門知識が必要
自分でする場合でも、適切な製品選びや正しい手順を理解する必要があります。
仕上がりの質を求めるなら、専門店に依頼するのが確実ですが、その場合も費用がかかります。

最近では、簡単に使用できるガラスコーティング剤も市販されていますが、やはり専門店の仕上がりには及ばないでしょう。

【関連記事】バイクの洗車・コーティングの基本|費用・種類とDIYの手順

バイクにはワックスとコーティングのどちらが良いのか?

ワックスとコーティング、どちらを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。
それぞれの特徴やライフスタイルに応じた選択が重要です。

特徴①車の手入れが好きな方はワックスがおすすめ

バイクの手入れを楽しみ、定期的にメンテナンスしたい方はワックスがおすすめです。
ワックスは比較的手軽に購入でき、施工も簡単。
ワックスがけすることで、バイクに独特の光沢と艶を与えられ、見た目を美しく保てます。

さらに、自分で手をかける楽しみもあり、愛車への愛着が深まるでしょう。
こまめにメンテナンスするのが苦にならない方は、ワックスの手軽さとコストの低さが魅力です。

特徴②時間に余裕がない方はコーティングがおすすめ

一方で、忙しくて時間に余裕がない方にはコーティングが適しています
コーティングは一度施工すれば長期間効果が持続し、頻繁なメンテナンスが不要です。
特にガラスコーティングは、強力な保護層を形成し、バイクを傷や汚れから守る効果が高いです。

これにより、日常の洗車が簡単になり、手間を大幅に減らせるでしょう。
初期費用は高いものの、長期的な視点で見るとメンテナンスコストを抑えられます。忙しい方やメンテナンスに時間をかけたくない方は、コーティングが最適だと言えるでしょう。

ワックスとコーティングの特徴を理解しよう

いかがでしたでしょうか?ワックスとコーティングの違いについておわかりいただけたかと思います。

それぞれにメリット・デメリットがあり、使用するシーンやライフスタイルによって最適な選択が変わります。

バイクの美観を保ち、長持ちさせるためには、自分に合った方法を選ぶことが重要でしょう。この記事を参考に、愛車をより美しく、長く楽しんでください。
 
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